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カンボジアで仕事&プノンペン観光☆ポルポト政権下の暗い歴史と人口ボーナスを知った1日目☆

1日目はカンボジアに到着してプノンペン空港からホテルへ。
今回は仕事だったので空港までドライバーの方がお迎えに来てくれてて助かりました。

プノンペンは近年中国の経済支援や若い人口が多い(これには悲惨な歴史がありますが)いわゆる若年者が多く人口ボーナスで毎年7%台の成長を遂げている国なので、投資や不動産購入なども活況でかなり近代化されてきています。

プノンペンの観光はほとんどしていないのですが、ドライバーの方がさ~と回ってくれました。

まずは独立記念塔、この茶色の塔はフランス支配からの独立(1953年11月9日)を記念して1958年に建造された大きなモニュメントで、翌日訪れたアンコールワットの中央塔をイメージして造られているそうです。

プノンペンの独立記念塔

それからカンボジア王宮。

プノンペンのカンボジア王宮

カンボジア王宮の広場

広場に私の大嫌いなハトが多くて・・・。
これ以上は近寄れませんでした( ̄▽ ̄;)

観光はこのくらいにして、カンボジアについて軽く説明すると・・・

カンボジアはご存知の方も多いと思いますが、1975年からほぼ4年続いたクメールルージュのポルポトの大虐殺で、総人口800万人足らずのカンボジアというこの小さな国で、実に200万人から300万人近くの人間が虐殺されました。

収容所からの生還者はわずか7人程度で、20世紀でしかも自国民を殺害するという大虐殺が行われた例はカンボジアを除いては東南アジアでも世界でも異例です。

カンボジアの山岳先住民族が理想的な自給自足の生活を営んでいるとして、それを模範とする極端な重農主義・農本主義が強行されていきました。この思想を追求するために、大虐殺はまず知識人層から始まりました。まずは医者や弁護士、建築家、教師などを殺害。そしてだんだんエスカレートしてきて。。。

文字が読める人は知識人だから殺害。
眼鏡をかけてる人は知識人かつ富裕層だから殺害。
手が綺麗な人は働き者じゃないから殺害。
最後には。。。顔の綺麗な人はベトナムのスパイ?だから殺害。

となって・・・

最終的には人口の3分の1以上が殺害されました。正確な人数は出ていないので、実際はそれ以上の人数だったとも言われています。

しかも子供のほうが洗脳しやすいから、知識人層を中心とした大多数の大人が殺害されてしまいました。

なのでカンボジアの人口比率の分布は、今でも30歳未満の人口が大半を占める、日本とは真逆のいわゆる若い人口が多く老人が少ない高子少齢化となっています。

若い人口が多いということは、もちろんこれから大きな経済成長が見込める明るい未来が待っていると思います。

ですので、国の道路やホテル・空港などのインフラ事業から商業施設、コンドミニアムやマンションなどの不動産投資等で、日本企業だけでなく中国・韓国も多く進出しています。

カンボジアはポルポト政権時代に知識人が大量に虐殺されたので、まともな教育を受けた医師がほとんどいません。解剖実習はおろか基礎医学の知識が乏しく、医療が大幅に遅れ国民が適切な治療を受けられないんです。

今回私は日本のドクターとカンボジアの医療機関を視察させていただき、交渉と通訳等がカンボジア出張のメインだったのですが私自身もとても勉強になりました。

こちらはすごく綺麗な病院。
ですが資本はベトナムで勤務するドクターもベトナム人医師です。

プノンペンにあるベトナム資本の病院

こちらは中国が支援している病院。

プノンペンにある中国資本の病院

この他、軍の病院や王宮の病院など、様々な医療機関を視察させていただきました。

こちらはプノンペン市街からほど近いアクセスが良く商業施設等にも便利な新しく開発中の住宅街です。

プノンペン近郊の開発中の住宅街

開発中の住宅街の完成予定図

この住宅街の近くに医療機関を招致する計画や、大型ショッピングモールやクリニックモールなどが出店を狙い、地価が高騰してきている場所ですが、道路は日本企業が請け負っています。

カンボジアは社会主義なので、土地は中国と同じで特殊な例を除いて外国人は購入できません。しかし、マンションおよびコンドミニアムの2階以上は所有可能です。

医療機関について熱心に説明して下さる現地の政府関係者の方と私のビジネスパートナー、日本人医師の先生方。

カンボジアの医療機関について説明を受けている様子

始めての国で、終日スケジュールがハードだったので初日緊張しましたが、ものすごく充実しましたし新しく可能性が満ち溢れる未来が開けました。

プノンペンにある北朝鮮大使館

画像右の赤い屋根は北朝鮮大使館です。北朝鮮大使館のすぐ前にあるシュラスコレストランで、最後にみんなでお食事をしました。

プノンペンのシュラスコレストランで食事

しかしながらカンボジアに来ても私は痩せてませんね・・・

その暗い歴史から光と影が入り混じりつつも素晴らしい可能性を秘めた国、カンボジアのお仕事は優秀で素晴らしい方々のおかげでとても充実しました。

きっと近い将来、医療人材紹介以外のビジネスでもカンボジアを訪れる気がしました☆

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