2019年の振り返りと新しい事☆
2019年ももうすぐ終わりですね。
起業して15年近く経ちますが、今年はその中でも一番と言って良いくらい実りある1年でした。
2年程前に経営を引き継いだ介護施設を昨年末に売却し、年初に引継ぎも完了したので、春から例年通り医療人材紹介とアパレル、貿易業の仕事をややゆったりペースで、と計画していました。
どの会社の仕事も私は大好きですが、7月に貿易会社の社長で長年の友人でもある中国人のビジネスパートナーに誘われて上海へ行きました。
気分転換を兼ねた観光のつもりだったのですが、たまたま同時期に上海で開かれていた中国最大のベビー・子供用品の展示会へ友人の誘いもあり出展しました。
その時、CCTVが偶然取材に来ていて、自社商品が取り上げられました。
もともと月間3万個は輸出している一定の人気があった商品でしたが、日本製の品質やパッケージの可愛さが取り上げられたようでした。
ただし、私は全く中国語は話せません。。。
展示会の準備から現地での通訳まで全て友人が行ってくれました。
中国人の友人は日頃から私に会うといつもこう尋ねてきます。
「日本のオシャレなものや良い物、匠の伝統がある素晴らしい物を教えてください!」
と言うのですが・・・
「私・・・かな・・・」
って言ったら普通に引いていました。
知らんがな、、、(;´Д`)
真面目な話、私は流行り物に全く詳しくないし、日本の素晴らしい物が何かって言われても・・・
実はあまり深く考えたことないのです。
そこで、ちょっと興味を持って空いた時間に色々と調べてみました。
日本古来の伝統製法を貫いている製造会社はどうしても効率が悪くなりコストがかかるので、良い商品を作っていてもデフレの日本国内では商品に価格を反映できず苦戦しているところが多いということを知りました。(ツイッターで)
もちろん一部の有名な京都の西陣織や世界的に人気の山崎のウィスキーなどは売れているのですが、知名度がない製造会社はすごく苦戦しているのです。
。。。ってみんな知っているんですよね。
物知らずな自分がヤダです(´;ω;`)
私はずーーっと昔に韓国へ旅行に行った時にパンプスの美しさに魅せられて全く経験もないのにアパレルのECを始めて、その後神戸に工場を移し、楽天ショップに出店してから全4億数千点以上ある楽天の商品の中で2位の人気をいただきました。
それから数年ずーーーっと同じ商品が定番として新商品を素早いサイクルで回し続けなければならない、アパレルではかなり珍しく同じ定番商品が長く長く人気をいただいており、日本だけでなく中国やベトナムマレーシアでも販売しています。
神戸の職人さんが一足一足作るためあまりロットが出せないので、いつもお問い合わせいただいても完売が多くなってしまいます。
で、あまりにやる気がないと思われて(あります!!!)楽天モールからMAを持ち掛けられました。。。
大量生産すればもっと売れるので工場を変えようとかお店とブランドを買います。とか。とかとか。
楽天は最近MAもされているんですね・・・(;´Д`)
お話が逸れたのですが、今回新しいビジネスは日本の伝統製法で作られた素晴らしい商品を、日本国内だけでなく中国や消費意欲が高くなる人口ボーナスの恩恵のある東南アジアへ輸出・販売しようと計画しました。
早速、いろいろ調べて熊野古道にある蔵元へ行ってきました。
大阪から結構時間がかかりましたが運転が好きなので助かりました。
海がとっても綺麗じゃないですか(^▽^)癒されます☆
到着!!!
蔵元の方が素晴らしい物を見せて下さいました☆
これね、木桶なんです。
こちらはお酢を作っている蔵元なのですが、お酢ってステンレスなどの金属タンクでエタノール等を混ぜて6時間程度で人工的に発酵させるのが主流なのですが、こちらの蔵元は日本古来の木桶製法なんです。
日本国内に流通している全てのお酢の中で木桶製法はものすごく手間がかかるので1.8%しか流通していません。
しっかり防具とマスク・ゴーグルを付けてものすごく貴重な木桶製法を見せていただきました。
生まれて初めてです!
しかも普通のお酢は6時間から半日で完成するのに、こちらのお酢は発酵・熟成に2年もかかるんです・・・。
でもその分まろやかで優しい味でツーンとせずアミノ酸が豊富でコクがあるというメリットもたくさんあります。
しかしデフレで価格重視の日本国内だと良い物だから売れるというのは難しく、商戦がかなり厳しくさらに職人さんの数も減ってきているそうです。
何だかもったいないなぁ。。。
早速お酢を使って試作商品を作ってもらう為、サンプルを作成する工場と打ち合わせしました☆
う~~~ん、難しい(-_-;)
元々、私は酸っぱいのがかなり苦手なんです。
もう何年もブログを見て下さっている方はご存じだと思うのですが・・・
私はかなりの甘党です(´;ω;`)
私の個人的な考えですが女性の方が酸っぱいものが得意だったりしませんか。
男性は酸っぱいものが苦手な方が多いような・・・。
商品開発はもっと練って納得できる物を作るために様々な方の意見を参考にしたいと考えました。
次に同時並行でパッケージを考えているのですが、ちょうど自社で既に中国に輸出している商品でプラスチックからガラス瓶に変えたい商品があって・・・
日本一透明度が高いと言われているガラスの会社の社長とお会いしました。
こちらの会社のガラスはその透明度の高さからハーバリウムやアクアリウムなどで人気を得て一躍ブームになった国産ガラスなんです。
北浜のショールームで様々なガラスを見せていただきました☆
すごく透明度が高いガラスで、よくある青や茶系のくすみが入っておらず綺麗です。
ショールーム2階に特別にお邪魔させていただき、欄間を見せていただきました。
欄間から見えるこの素朴な美しい釣りガラスの照明もこちらの会社が製造していたガラスだそうです。
社長からお土産までいただいて・・・
北浜の有名なお菓子屋さんで五感(GOKAN)というお店のチョコレートでした(*^-^*)
五感のチョコレートはこちらの会社のガラス瓶を使っているのですが、美しい!!
さらに美味しく感じます、ひひひ(*´ω`*)
やはり見た目の美しさも大切ですよね。。。
あとは、早速日本国内と中国で商標登録を申請したのですが、中国に一般貿易で輸出するときに重要なのが商標登録です。
商標訴訟のニュース多いですよね。。。
https://twitter.com/Shin_kurose/status/1205254261648457728
中国の商標はおおむね先願主義ですが、一般貿易で通関するときに必要な上、偽物排除という名目で必ず商標を取得しないと通関に影響します。
私の会社は中国商標を取得していますが、日本も中国も同じく国際分類は共通です。
大体申請してから8ヶ月~1年くらいで申請完了します。ただ、出願さえして適正判定であれば問題なく通関できます。
郵便局に特許印紙を買いに行くお使いと法務局で会社の登記(中国商標取得に必要)を取ってくるお使いを任されましたが。。。
何故かクビになりました(´;ω;`)
登記簿謄本を取るだけで3時間もかかりました。。。12月混んでいますね、法務局。
無事に日本の商標も中国の商標も申請できました☆
あとは素敵なパッケージデザイナーの方と巡り会えないかな・・・クリスマスに。
いえ、クリスマスじゃなくても構いません(急)
今年もあと僅かですが来年素晴らしい商品が完成するように尽力しようと思います。
もともと仕事は大好きですが今年は仕事以外では株式投資も始めてみたし、12年続けたアメブロをワードプレスに引越しました。
こちらのブログでも変わりなく仲良くしていただければ嬉しいです。
どうぞよろしくお願いします。